JSPプログラムの実行

jspサンプルの入力

では実際に、簡単なサンプルを入力して実行してみましょう。すでに作成したjspファイルであるsample.jspを以下のように入力してください。

パースペクティブがJavaEEになっていることを確認して、Eclipseのファイル(F)→新規(N)→プロジェクト(R)をクリックしてください。(図2-1.)

sample.jsp
<%@ page language="java" contentType="text/html; charset=UTF-8"
    pageEncoding="UTF-8"%>
<!DOCTYPE html PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.01 Transitional//EN" "http://www.w3.org/TR/html4/loose.dtd">
<html>
<head>
<meta http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=UTF-8">
<title>Insert title here</title>
</head>
<body>
<h1>Sample サンプル</h1>
</body>
</html>
		

このサンプルのほとんどの部分は、テンプレートから出力されます。なので、実質的に入力する必要があるのは10行目のみです。入力したら、実行してみましょう。EclipseでJSP/Servletのプログラムを実行する場合には、大きく分けて2通りの方法があります。以下、それぞれの方法を見てみることにします。

プログラムの実行

実行方法

実行方法は2通りあります。一つ目は、実行するjspファイルを右クリックし、実行(R)→サーバーで実行(1)を設定します。(図3-1.)

図3-1.動的Webプロジェクトの実行①
動的Webプロジェクトの実行①

最初に実行する際には、以下のウィンドウが表示されますので、そのまま完了(F)をクリックしてください。(図3-2.)

図3-2.サーバーで実行ウィンドウ
サーバーで実行ウィンドウ

すると、Eclipse内のブラウザが起動されて、以下のように画面が出力されれば、完了です。(図3-3.)

図3-3.実行結果①(内蔵ブラウザでの出力)
実行結果①(内蔵ブラウザでの出力)

別の実行方法

また、もう一つの実行方法としては、実行するjspファイルを単に実行ボタン実行ボタンを押すことでも実行可能です。

Webブラウザの切り替え

Webブラウザで結果を見るには

このサンプルのURLは、http://localhost:8080/jsp/sample.jspとなります。そのため、このURLをそのまま他のWebブラウザのURLとして入力すれば、同じ結果を得ることができます。

しかし、Webブラウザで動作を確認したい場合は、いちいちURLを入力するのは面倒です。そこで、ここでは直接指定したWebブラウザ上で実行する方法について説明します。

使用するブラウザの変更

JavaEEのパースペクティブになっているかを確認し、メニューバーから、ウインドウ(W)→Webブラウザー→デフォルトのWebブラウザー(1)を選択します。(図3-4.)

図3-4.使用するウェブブラウザーの切り替え
使用するウェブブラウザーの切り替え

この状態で再び実行すると、使用しているデフォルトのWebブラウザーで結果が表示されます。(図3-5.)

図3-5.Webブラウザで結果を表示
Webブラウザで結果を表示

JSPファイルは、以上のように実行できます。ただ、サーブレットの実行方法はこれとは少し異なります。は、サーブレットの実行方法について説明します。